初釣りは息子と三ツ瀬で(1月6日)
 年末は31日に奇跡的に船が出たが元日はさすがに船が出ず、それから暫くは時化で船が出せなかった。土曜日からは息子のバスケが忙しいので会長達とは一緒に行けそうにないのだが何とか6日には船が出せるとのことなので、次男の誕生日でもあるので三ツ瀬に一緒に行くことになった。今回巧は三ツ瀬釣行2度目となるのだが、前回はトラブルが発生したため全く釣りができずに帰って来た。クロを釣るには条件が不足しているが、以前からマダイを釣りたいとずっと言っていて、最近やっとポツリポツリ当たり出したということなので少し希望が持てるかもしれない。それと、まだロングランで当たっているヒラスの引きを味わわせることができればいいのである。今回は二人だけの釣行なので、あいている瀬にあげて貰うつもりでいたが、幸いキリ瀬に誰もあがらないと言うことなので、二人で貸しきりとなった。ちょいと北西の風が予報以上に強いが水道側は風裏になるので、何とかなるだろう。風が止めば西側でクロも狙えるので楽しみだ。上礁後まずは今年の釣りの安全と、今日巧に良い魚があたってくれるように御神酒をあげてからの準備となった。巧には大物対応と体力バランスを考えシマノの3号47−53のZOOMロッドにバリバスのストロング8号を巻いた6000番のツインパワーをセット。フロートはキザクラの疾風0.5号にKクッション0.5号、クッション水中で止めて8号ハリス1.5ヒロに鬼掛け夜尾長12号を結んだものを準備した。仕掛けが大きいので疾風ぐらいのウキでないと思ったところに仕掛けが行かないのだ。釣り方をレクチャーしながら暫く様子を見る。今日が誕生日なのだが月末にウエアーからフローティングベストまで誕生日プレゼントで新調してきた。初めての大物仕掛けにもさすがに12歳ともなると十分使いこなせているのでこれなら安心だ。ただここであたる魚の引きは半端ではないのでドラグだけは少し緩めてある。
 暫く見ていたがある程度やれそうなので自分のタックルを組む。今日はダイコーの竜刀4号53cにトーナメントX4500にバリバスのストロング6号を巻いたものをセット。その他は巧のものと一緒だ。ハリスは若干眺めの2ヒロとってある。タナは巧にも2ヒロから徐々に半ピロずつ深くしていくように言っていたが、早い時間にあたるはずのヒラスがどうしたことか全くあたらない。潮は行っているのだが暫く船が出なかったために磯から離れてしまったか・・・。ワンドの方はあたっているようだが、遠目にヒラスではないような感じだ。西側も風が止まず釣りにならないので船付けで粘っているとタナを2本以上入れたところで若干道糸の出が早くなった。あたりかな?と思って聞いてみるとコツコツと穂先を叩いたのであわせを入れるとどうやらのったようだ。今年初の獲物だったがそれ程大きくなさそうなので、巧に練習がてら取り込ませることにした。途中根に張り付かれる場面もあったものの800gほどののオオモンハタをゲット。しかしあたりはそれきりで龍神やコブ瀬でもロッドは曲がっていない。
 こいつは困ったと西側にも移動してみたが、案の定飛沫をかぶっただけでもとの船着け側に戻ってきた。「まぁ三ツ瀬はこんなところだから、2時半過ぎ頃からまたチャンスがあるから粘っていこう」と言っていると「お父さんなんかあたった!」と言ってあわせを巧が入れた。どうやら本当に何か乗っているようだ。オオモンハタをあげてから3時間ほどたっており、大人でもこれほどあたりがないと飽きてしまいそうなモンだが良く集中が続いていたものだ。獲物はまあまぁの良型のようだが、太仕掛けなので何とかなるだろう。 仕掛けを回収して様子を見ていると嬉しそうにやりとりしている。暫くパワー勝負が続いたがそれでも巧の方が一枚上手だったようでタモに収まったのは念願のマダイで、44.5cmもあり、粘って粘って釣っただけに喜びもひとしおだ!それにしても願ってもない誕生日プレゼントを三ツ瀬は用意してくれたのだ。その後もヒラスこそあたらなかったものの、マダイと同サイズのオオモンハターも自力でゲットして大満足の三ツ瀬釣行となった。え!わたし?今日はナビゲーターですから。
 
 
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