香焼地磯(4月11日)
 最近アラカブ釣りにはまっている長男輝と香焼の地磯巡りに出かけたところアラカブも良く釣れたのだがフカセでもかなり期待できそうな匂いがしたので実釣を敢行。良型のチヌが出た今後期待大のポイントを紹介しようと思います。ここはogawa釣り具から約10分程で駐車スペースに到着。止め方によっては10台近く止めることができます。その後、約10分の地磯歩きでポイントにつく超近場で雰囲気満点、釣果も大満足のポイントなので秘密にしておいてください。
 この時期は駐車スペースのすぐ近くではチューリップ祭が開催されており、色とりどりのチューリップが朝日に照らされてとてもきれいです。駐車スペースの前ではこの時期はイカ釣りの人が仕掛けを並べています。大型の乗っ込みイカが高確率でねらえるのでイカ釣りでも有名で、時期になると地元の人をはじめたくさんの人で賑わいます。駐車スペースから見て左側のテトラも2kgクラスの大型のクロやチヌの釣果も望めることでまた有名です。これからは磯歩きなので背負子にバッカンと荷物をコンパクトにまとめ、ロッドも軽めのロッドケースに入れ極力軽量に努めます。途中高台から海の中をのぞきながら歩いていると良型のミズイカを発見できることも多いので、釣り歩いても良いです。
 さて、途中の誘惑に負けなかった方は約10分でポイント到着。先端の有望ポイントは3カ所。途中にも潮が高い時は釣れそうな釣り座が3カ所ほどあり、ルアーでアラカブの良型がねらえます。また、ポイントまで着くと以前紹介した栗の浦の釣り座も見られます。
 ポイントまでは短靴でもOKですが、潮が高いと手前のポイントAもブーツが必要になります。真ん中のポイントBへは満潮では渡れないようです。しかし、A釣り座に構えて潮が引くまで待つのも良いです。といっても満潮の時はこちらの方が足場は若干狭いくて、あまりよくありませんが海面からの高さがあるので釣りやすいです。ひとつひとつの磯は1〜2畳程で潮次第では3カ所の釣り座があるので潮次第では6人ぐらいが竿だしできます。
 実釣日は快晴微風波1mと絶好の釣り日和。OGAWA釣具店でオキアミ2角を購入。ヒロキューのチヌzとチヌ煙幕1袋をしっかり混ぜ込んできました。ここはポイントが比較的遠く、エサ取り対策も必要なので遠投が効き、まとまりよい撒き餌が必要です。グレの時期は遠投が効きピンポイントでポイントが作れるアドバンスグレ2袋にオキアミ2角がお薦めです。オキアミボイルも有効だと思います。
 タックルを準備しながら撒き餌を入れますがほとんどフカセをした形跡がないのか餌取りもほとんど出てきません。ポイントは竿4本程の所から暗くなっているのでかけ下がりになっており、割れや沈みもはっきり分かるし、潮も切れそうなので、狙い目は多彩です。 まだ潮が高い時は足場までは一カ所飛び石が波が洗っている場所があるのでブーツを履いてきた方がよいでしょう。ここは潮さへ切れればクロや青物も期待できそうな雰囲気があります。タックルはダイコーの釣技レジェンド1.2号にキザクラの黒魂1.5号を巻いたトーナメントISO2500LBD。この黒魂はしなやかで癖がつきにくく非常に使いやすいです。それに礁の0をセットし、ガンタッチ、jクッション5Jをセット。キザクラ全層アグレの1.5号を2ヒロとって鬼掛けの層探りチヌ3号を結びます。上層からじっくり1本半ぐらいまでのタナを探っていくのに非常に有効なセットです。風が出てきたら黒魂IDR-QやSwitchにチェンジすると楽々攻略できます。
 荷物は手前の大きな岩の上で準備をすると良いです。この時期足下の撒き餌には若干キンギョが出てくる程度ですが、これからエサ取りが増え、サイズも大きくなるので、ちぎりダンゴなどの練りエサ。生イキくんneo-HARD2Lや半ボイルの大粒等を使うと良いと思います。今回の実釣では潮がフラフラと安定せず、昼からはあたり潮で赤潮まで発生する始末でした。右沖に割れが入っているので、右に潮が行く時には其処をポイントに狙います。正面に投入後少道糸分仕掛けを引き戻し、道糸を潮上へ操作します。少し潮上手前に撒き餌を段打ちし馴染ませていきながら流していきます。右の割れの先あたりでまで流した時に竿引きで54.5cmをゲット。左に流れていく場合は左の沈みの周りや、竿3本ほどのかけ下がりが狙い目になり、2匹目となる48cmは沈みの先であたりが出てそこでゲット。この時は流れも緩くなり仕掛けが底につきだしたため根掛かりしだしたので、1本半程の所になる程浮き止めをつけ、ハリスを1.25号に交換。層探りチヌ2号にサイズダウンすることで自然に底近くまで探ってあたりを拾うことができました。
 フラフラと安定しない潮と赤潮の発生などで本来の釣果ではなかったと思いますが、この釣行の状況から潮次第ではチヌの型も数も期待大で、釣り方次第ではマダイ,青物も狙えると思いますまた、上げ潮の時には明らかにキロオーバーをはじめたくさんのミズイカが撒き餌に寄ったキンギョを狙いに姿を見せましたのでミズイカを狙いにきても良いと思います。また、これから梅雨グロ狙いにも通ってみたいと思っています。ただこの近海は前述の通り、これからの時期餌取りが非常に多くなるので、餌取り対策も必要です。
(ポイントA) 正面左には干潮になると頭が出てくる沈みがあるので、それから左は狙いにくく、3つのポイントの中ではかけ下がり部分には一番遠投を必要です。また足場が一番狭くつま先下がりになっています。しかし足場が一番高く遠投もしやすく、釣りやすいと思います。今回右流れ、左流れどちらの潮でも1枚ずつの釣果が見られました。
(ポイントB)一番先端のポイントで足場も広くフラットで釣りやすい。かけ下がりには一番近く、前方全てがポイントとして狙えます。しかし潮がある程度引くまでは渡れないし結構上がるのが大変です。時間が限られる釣り場なので、比較的釣り荒れていないと思います。
(ポイントC)今回釣ってはいなませんが充分釣り座がとれるので、2カ所に釣り人がいても釣行が可能です。ここも栗の浦のワンドへ流れる潮、高島方面へ流れる潮どちらもねらえます。
 3カ所とも竿2〜3本と比較的遠投を必要とし、これから地磯特有のエサ取りがたくさん出てきますので、ピンポイントに打てる撒き餌、遠投のできるタックルで狙うことと良いと思います。
 また、ここへはトンネル向こうの栗の浦のポイントへ行く途中からも歩いて来られ、そちらからの方が近い気もしますが、駐車スペースが十分確保されていないのでトンネル手前に車を置いてきた方が良いでしょう。それでもトンネル向こうから磯に降りて釣り座に人がいないか確認してから歩いてきても良いかもしれません。もし、釣り人がいた場合は栗の浦の突端。駐車場手前の四角テトラなどポイントはたくさんあるので、風の向きなども考慮して2次ポイントへ移動も可能です。
inserted by FC2 system