4月12日 21年度チーム鬼掛け長崎・佐賀支部第1回大会 〜佐世保九十九島白瀬〜
 
 今日は、同じクラブの宮本さんが鬼チーム掛けにデビューと言うことで南九十九島にやってきました。私もスタッフなので(ただいまメンバー募集中です。詳しくは長崎佐賀支部は高野さん※本誌執筆者まで)2時半頃には着きたかったのですが、遅〜い車に捕まってしまい2時間近くかかってしまいました。それでもなんとか滑り込みセーフ!今回お世話になる角崎商店の中でクジ引きは3番クジ。前回のチヌ釣りでも同礁だった吉永さんとの上礁となりました。しかも上がったところも昨年と同じ白瀬です。何度か乗せていただきましたが、余り相性が良くないようです。ただ今回上げてもらったポイントは、前回田中雅彦さんが数釣っておられたところなので、とりあえず何枚かは釣れるでしょう?!
 タックルはダイコーの砕波1号にキザクラの黒魂1.5号を巻いたトーナメントISO2500LBDをセット。この黒鯛専用の黒魂は、しなやかで癖がつきにくく非常に使いやすく、ミントカラーも決まってます。フロートはこれまたキザクラからの新製品、IDR-F礁の0をセットし、ガンタッチ、jクッション5Jをセットします。ハリスは全層アグレの1.5号を2ヒロとって鬼掛けの層探りチヌ3号を結びます。ここのタナは1〜1本半前後と船長から教えてもらっていたので、上層からじっくり1本半ぐらいまでのタナを探っていくのに非常に有効でしょう。底を意識しつつもここ数日暖かい日が続いているので、一気に食いあがってくるかも知れませんからね。最近はほとんどこのセットでスタートして珍しく好釣果をあげているベストセットです。撒き餌はOGAWA釣具店でオキアミ2角を購入。ヒロキューのチヌzとチヌ丸1袋に糠1袋と麦半袋、さらに集魚効果と遠投力及びまとまりアップにアミ1/8角を昨日の夜混ぜ込んできました。これで馴染みが断然良くなり、ピンポイントに撒き餌を効かせることができる筈です。久々の大会ですからね〜気合いを入れて作ってきました。
 今日は5時スタートということになりましたが、まだ暗いです。それでも吉永さんも準備されたのでとりあえずタックルを組みます。夜釣りの道具は持ってきてませんが、回収さえ気をつければあたりは竿引きで来るのでなんとかなるでしょう。マダイでもあたればラッキーですが、このタックルでとれるかは後から考えましょう。
 吉永さんが、「どこでもいい」といわれるので重たいバッカンを担いで先端まで移動。初めての釣り場なので船付けの突端もよく分かりませんが、先ちょが好きなので!?行ってみると海草が結構多そうですが、よく分からないので見えている手前の海草を外して竿1本半以上先を狙うつもりでスタート。手元の道糸の張りと竿を先の感覚で糸の出を感じながらの釣りから開始です。その僅か2投目に、竿先あたりがありました。合わせるとしっかり乗ったようです。結構な重量感で、大物のようなので大事に寄せてきましたが、何度かの突っ込みを交わして浮き上がったのはボラ。それも60cmを超しているようです。これじゃあね〜。
 とりあえず仕掛けを作り直したころには周りがしっかり見えるようになりました。手前右前には海草群が立ち込んでいるようです。その前はワンドのようになっており左は本筋が走っているようで、正面は若干左に引かれています。これならもらったかも?と思っていたらスルスル〜っと礁0が入っていくではありませんか。竿先で聞いてから合わせるとこれはベラ。やっぱりね。さらに続けて同じようなあたりで礁が入っていったので、またベラ?と竿を立てると、これはチヌ特有のコクッコクッと首を振っているのでどうやら本命のようです。本命にしてもさっきのボラの半分も引きません。左手前の海草を難なく交わして無事タモ入れしたのは35cm近いキープには微妙なサイズ。それでも早い時間帯の1枚目は大歓迎です。とりあえず活かしバッカンにキープします。明るくなってここで休んでいたチヌが目覚めたのか続けて同じパターンで2枚追加し、なんとびっくり!8時までに3枚が揃ってしまいました。ラッキー!
 それにしてもサイズが35〜40サイズとチヌと呼ぶには非常に淋しい。このサイズだったら楽しもうとダイコ−のa-oneスペシャル0号にタックルチェンジします。ハリスも1.25号にチェンジします。もうこの時点で大会と言うことを忘れてしまっていたかも。とりあえず3枚そろったもんね〜。
 竿2本程先に投入し仕掛け分引き戻して若干潮上から撒き餌を入れていきます。少し底潮が速くなってきたようなので、底近くの大型狙い?と馴染みアップのためにハリスの5cm程上に8号のガン玉を打ち、層探りチヌ2号にサイズダウンします。鬼掛けの針は号数を変えず軽攻め→層探り→底攻めチヌと重量を変えることができるのですが,釣れた3枚のあたりから、余り活性が高いとは感じなかったので底は意識しつつも食い込みアップを意識してみました。0号特有の柔らかめの竿先でテンションを緩くかけながら流していくと左の潮の壁へ差し掛かったころ、じわじわと礁0がしもっていき、そのまま竿引きのあたりになりました。竿が柔らかいので、そのまま絞り込んで合わせますがロッドティップはその場所から動かず、満月に曲がり込んみました。ちょうど海草郡の前なのでおこらせないように右に遊動しますが、海草群の真ん中まで誘導したところでその間に道糸が入り込んでしまいました。そこで少しテンションを緩めて自分で海草から抜け出させます。これを2〜3度繰り返すと、何とか海草の間からウキが出てきて魚体もするりと抜けて出てきたので、一気に浮かせてタモ入れも無事終了。
 交代まで2時間程あったのですが、まだ潮いい感じだったので、船付けでまだ釣果を見ていない吉永さんと交代することにしました。とりあえず検量分は釣ったし、念願のa-oneも沖磯で使ったしね。
 船付けに移動すると、ここも意外といい潮が沖に走っており、その潮に乗せて結構流してみましたがしっかり餌が残ってきたので、更に沖の方まで撒き餌の追い打ちをしながら30m近く流していくと一気にロッドを引ったくっていきました。これは結構いい型のようでなかなか寄ってきません。それどころかグイグイと竿を絞り込んでいきます。しかも右の方へ回り込んでロッドが起きません。仕方がないので道糸を巻き込みながら末永さんが釣っているところまで移動します。海草郡の中にも絡んでしまいましたがさっきと同じように魚に外させて何とか浮かすことができました。ただタモは元の場所なので、足下のスロープの部分からズリあげようとしたら瀬に口元があたって針が外れてしまいました。残念!しかし、その後同じパターンで1枚。潮がとまってから遠投で2枚。昼過ぎに元の釣り座に戻って1枚計8枚をゲットすることができました。サイズアップすることはできませんでしたが、全体で3位でフィニッシュすることができたので、まぁいいか。
 渡船基地に戻るとたかっちのでっかい真鯛をはじめ良型のチヌも混じり盛況のうちに大会を締めくくることができました。
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