11月23日(土)三ツ瀬海峡〜万十瀬
10月に5バイトノーフィッシュの屈辱から早1か月。青い稲妻フィーバーが続いているにもかかわらず、1度も三ツ瀬の磯に立てずにいた。今週の日曜日ももはや予定が入っていたが、今週の日曜日も週間天気では1m→3mとなっている。なんてこった。ところが奇跡的に土曜日は何も予定が入っておらず天気も良い。波高も1.5→1と全くもって釣り日和。これは「行かんといかん。」ということで田中会長を誘ったが「仕事が忙しくて残念ながらいけんばい。あんたよかなぁ。信君ばさっそってみんね〜」とのことで、誘ってみたがこちらも仕事と断られた。仕方が無いのでとりあえず次の朝港へ行ってみた。
 どこかあいてるところに乗れればと思ったが、さすがにお客さんが多く兄ちゃんもにこにこしながらやってきた。まぁどっかに乗れれば1つぐらい当たってくるでしょう。
 光驫ロの船長と話をしたら「キリ瀬はのせませんけん、そちらに行かんですか」ということだったので、兄ちゃんのお客さんに言ったら3人が降りると言う。それならばと海峡に降りることにした。すると、諫早の池田さんが、私もいいですか?というので、同礁することにした。釣り座はと聞かれたので、先端と西側のたっかりというとたっかりで竿出しされるとのことで、私は先端に入らせてもらう。今日は前回初卸でスズキさんのみに終わったダイコーの砕波ストロング3号に、バリバスのストロング6号を巻いたダイワの4000LBをセット。ウキはキザクラの烈5B。ハリスはシーガー8号に鬼掛け夜尾長の13号を結ぶタナが少し深くなったとのことだったが、活性が高くなると水面まで上がってくるので、1ヒロ半から竿1本半ぐらいまでこまめに調整して早くあたりだなを見つけるのが鍵だ。ということで朝間詰めは2ヒロからスタート。時間的には上げの潮が入っているはずだが昨日も来られた常連の方によると上げが全く動かなかったらしく、今日も動いていない。それでもどちらか動いていれば何らか反応があるはずと一流しごとにタナを半ピロごと下げていくが、ファーストヒットはたっかりの池田さん。太仕掛けでがんがん巻き取ってタモ入れも成功。2キロ半ほどだろうか。下げの潮で当たってきた。この頃から水面に時折波紋が見られるようになったが、ヒラスだろうか。タナは1本ほどで当たってきたそうだ。これからかな?と思われたが、その後は二人とも沈黙が続いた。その後池田さんの所にはウスバはぎが見えるようになったらしく細仕掛けにして狙いだした。私も少し心が揺れ動いたが、まだ前回のリベンジができていないのと、田中会長が「今日のノルマは5本な。」というので、1日太仕掛けで・・・・とりあえず1匹獲るまでは・・・。と粘ってみることに。でもノーバイトのままあっという間に11時を回ってしまった。
 その頃に風もやみ、流れもほとんど無くなった。足下にもちらほらとウスバが見えてうっとうしかったのでとりあえず1匹狙って遊ぼうと思って、細仕掛けにして釣りだしたが、狙ってみたら簡単にはいかない。餌は取られっぱなしなので、それならばとキザクラの自立チヌ3Bにチェンジして狙うことに。するとさすがに高感度の棒浮きとあってスーッとはいった。「ぴしっと」合わせるとぎゅーんとなってバリが当たってきた。やっぱりね。 ウスバも出たり消えたりふらふらとしてなかなか喰ってこないのだが、水面で時折バシャバシャとやり出した。ヒラスかもしれないとまた3号竿に持ち替えて1投ごとにタナをいじっていると4ヒロほどになった時にすーっとトップまで沈んだ。だけどそれ以上入いらず浮いてきた。まだ餌があるかな?と思っているとまたもやスーッと入っていったのでぴしっとあわせを入れると、こつり!ときてぎゅーんとロッドをなぎ倒された。左の底へとロッドが絞り込まれる。こいつはけっこうでかいが、弱気になったら大概負ける。「タックルは万全だからバラすもんか。」とレバーを握りしめて、ロッドを絞り込むと、なんとか走りが止まった。それでも左は少し根が張りだしているのでロッドを右に倒してパワーファイトに出たら少しずつ巻けるようになってきたので、ロッドのパワーとシステムの強度を信じていると、相手も観念したのかウキが見えてきた。底を切ると最後は力尽きたのか観念したようで、ポッカリ浮いてきたのは3キロは超えてそうなアオブーでがっかり。腹はぱんぱんだ。とりあえず記念撮影をしてお帰りいただいた。
 がっかりしたので暫くまた1号竿で狙っていたら2ヒロで棒浮きのトップが微妙に水面に入るぐらいのあたり。ぴしっと合わせも決まったが走りからして青物のようだ。「細仕掛けでまたやってしまった。」と思ったが後の祭り。1号竿でのやりとりは結構スリリングだったが、何とかなりそう。左に走られると面倒なのでじわりとロッドで右に誘導する。ロッドが柔らかいためかそれほど暴れずスムーズに誘導成功、海峡の裏へ回してタモ入れも成功。タモに収まったのはキロオーバーのヤイトガツオだった。その後は水面でバシャバシャと時折するが付け餌のボイルには見向きもしない。海を覆い尽くすほどの小魚を追いまくっているのだろうか。その後は時折バリが当たってくるだけで沈黙の海に。
 時計が3時を指そうとする頃照三丸がやってきた。池田さんが餌の追加を仲間が来るのに合わせて頼んでいたようだ。その便で来た客はキリ瀬に上がるという。私もこの状況は変わらないと踏んで、ちょうど万十瀬が乗れる状態になったので瀬代わりを頼んだ。
 万十瀬は下げ潮流れており釣り座から引かれながらゆっくりと下げの潮が行っている。コブやワンド方面へ仕掛けが寄らなければいいのだがと心配しながら、足下から仕掛けを入れて流し込んでいく。時折後ろの方で背中を出してヒラスが小魚を追い回しているのが見える。魚はいるはずだが何度か流しては行くが餌がとられない。二ヒロ半から竿2本半まで半ピロごとタナを変えながら流していく。仕掛けの回収ではまっすぐいい潮で流れていっているのだがなかなかあたりをとらえられず、あっという間に4時半を回ってしまった。ちょうどキリ瀬に上がった常連さんがヒラスをつり上げられたところが見えた。「くっそーいるのになぁ、今日はだめかなぁ?でも最後にきっとドラマが・・・・。」と思いながら最後の1投。仕掛けを投入し、マキエをすべて足下にたたき込んでバッカンを水たまりに放り込んで最後の一流しだ。時間を見ながら流せるところまで流してやれ。と思いながら流していると、ちょうどワンドの前ぐらいまで行ったかなぁというところで道糸がパララララ〜と1mほど出た。「よし!」と思ったらすぐ止まった。「いや絶対もう一回ある。」と待っていたら程なく「パラララ〜」ときた。「やっぱりドラマかぁ?」とどきどきしながらラストチャンスを逃すまいと間髪を入れずあわせを入れる。ぐいっと一瞬乗ったようだが軽く巻き取れる。「外れたか?」と思ったが、前回もこれでだまされていたので、一気に巻き取る。案の定高速巻き取りをしたら足下でギュ〜ンと突っ込んで砕波ストロングがきれいな曲線を描いた。これこれ〜!よく手前に走ってくるので、かかってないように錯覚して後手に回ってしまうことが多い。「だまされんぞ!・・・前回だまされたから・・・。」それほどデカバンではないようだが1日粘って当たったのは間違いなくヒラスのようだ。ウキが見えぎらぎらと姿が見えてきた。左右の根に触れないように足下で暫く弱るまで引きを楽しむ。もう姿が見えているので大丈夫だろう。数度の突っ込みを見せたが、タモ入れも無事に成功。2kgほどの小ぶりだったが、さよなら逆転タイムリーヒットぐらいはあったかな?
 キリ瀬やコブ、龍神瀬など潮切れのよいところではひっきりなしに当たっていたらしい。今シーズンはまだまだ青い稲妻フィーバーが続きそうである。船長さん達の話では今年はマダイも期待できそうだそうで、今後もさらにでかくなっていくヒラスに、これから接岸してくるであろうデカバンマダイに大物フィーバーの期待が膨らむ三ツ瀬であった。

12月1日 リベンジ!
久しぶりに流礁会4名がそろってワンドに降り立った。田中会長も1月以上ぶりの上礁となったが、下げ潮が素敵に走り、原口君のぶっちぎりを皮切りに青い稲妻が連発し4人で3.2kgを頭に6本をゲット.ヤイトガツオにマダイキジハタも混じり全員安打となった。サイズもここ一月でぐんとでかくなり2kg後半クラスばかり。私も1日4号竿だけを握りしめたが、だんだんと当たるポイントが遠くなり2発瀬ずれでばらしてしまった。しかしなんとか2本とキジハタをゲットすることができた。ばらした数も獲った数以上と残念な部分もあったが、皆笑顔で帰路につくことができた。次回はさらなる大物にチャレンジといいたいが体が持つかどうか。筋トレに励まなくっちゃ

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