8月10日餌とり皆無…
        本命確率100%のお手軽地磯の鯨ヶ浜
天気予報では毎日30度を越すところばかり。長崎でも37度を超しました。これじゃ私が風邪引いた時の体温と一緒じゃーないですか。ということで夜釣りに行こうとなりました。ただその前に、日中のチヌも釣りたーいということで、夜釣りのお誘いのついでに白木隊長を誘います。最近IT産業で忙しいためなかなか一緒に釣りに行けないのですが「チヌ釣りいこう!」っと誘ったらぐいっと食い付きました。何時にしようかと相談したら、夜もあるので、6時頃お迎えをすることなりました。でも、またあとから電話があって「4時集合ね。」と隊長からの指令です。隊長も久しぶりでやる気になったのでしょう。まぁ日中は熱いですからね−。場所はちょうど上げ潮なので野母フェリーパーク跡に決定。そこなら釣れなかったらすぐ瀬替わりできるからね。
 朝時間通りにお迎えに行くと玄関で隊長が待っていたので、さっさと荷物を詰め込んでOGAWA釣り具へ。今日はがんばっても9時半頃の潮止まりまでなので、生を1角ずつお買い上げ。それ以上は焦げちゃうかもしれないからね〜。ということで私は生のオキアミ1角にヒロキューのチヌzと、新しく開発中の集魚材を1袋混ぜ込んで出発なんである。
 湾岸道路をすいすい20分弱で現地に到着。正面の波止はもう釣り人が数組来ていたけど、目指すところは結構いつも空いているのです。行ってみると案の定誰も来ていないので準備開始です。実はこの駐車スペースはヤブ蚊が非常に凄いので、まずは薬剤散布をしてからの作業になります。今年はアースの「庭仕事をする前に」を見つけたので、家の庭作業のみならず地磯釣行に重宝しています。磯でも役に立つかもしれないですね。これがないと帰りの車の中がヤブ蚊だらけになるのでたまりません。プシューッと虫除けスプレーを振りまくってから必要な荷物をちょいちょいと降ろして準備完了です。ここは車横付けなので、超お手軽なんですが、チヌ、真鯛ヘダイ、クロと結構多彩な釣果が望めます。
 しかし今日は期待の上げ潮が動かず、先日までいなかった鰺子が大挙してやって来ました。手を変え品を変え粘ってみたのですが、動かないこの潮では時間だけが過ぎていきます。ということで「瀬替わり!」ということになりました。
 ということで隊長に鯨ヶ浜を提案すると快く承諾してくれました。ここは一昨年の9月に4回ほど連ちゃん釣行してチヌ、ヘダイの確率100%だったところです。8月はやったことがないので、気になっていたところなのです。鯨ヶ浜は車を降りて少し歩かないといけないので、はじめの釣行リストからは外れていたところですが、歩いても3分ほどなのでまぁいいことにしましょう。15分ほど車で自宅のほうへ戻ると釣り場に到着します。車は駐車スペースに止まっていないので、早速釣り場へ移動して準備をします。海の状況はというと少しうねりが残っていて足下が少しさらしているし、風が背中からなので意外と良いかもしれません。
 今日のタックルは0号竿にKIZAKURAの黒魂フロートラインDX1.5号を巻いたトーナメントISO2500LBDをセット。ウキはKIZAKURAの黒魂Switch0シブをガンクッションM−J6で止め、ハリスはハリスト1.5号に鬼掛けの浅層チヌ3号を結んだシンプルなものです。ここは沖に沈みがあり、そこまでの大遠投と、タナが2ヒロちょいしかないので、この仕掛けをチョイスします。撒き餌が利いてきたらデカチヌがドカーンとあたってくるはずです。
 餌とりは殆ど気にならないとはいえ、沖が餌とりだらけになると面倒なので、足下に5〜6杯撒き餌を打ちながら沖にも2〜3杯撒き餌を打ってポイントをつくりながら、仕掛けを遠投します。暫くはエサが残ってきていますが、まだ沖のポイントには何も寄ってきてはいないようです。最初はサラシの際を狙っていた隊長にあたりです。隊長の右前は少し根が張りだしているのですが一気に間合いをつめて振り上げます。しかし上がってきたのは夏魚の定番のバリで苦笑いです。バリが寄ってきたのなら少し撒き餌が利きだしたのでしょうか。次はおいらの番かなっと思っていると、足下に打った撒き餌にスーッと黒い影が見えました。良型のチヌが足下から出てきたのです。エギングなどで遊びに来たときも、足下の瀬際でデカチヌが何匹も泳いでいる光景を何度か見たのですが、このチヌは明らかに撒き餌を拾っています。結構この状況では仕掛けを入れるとあたってきて、何度も良い思いをしているので狙ってみますが、すぐには当たりません。見えチヌ狙いは今回ちょっと気が引けたのでまた遠投してもとのポイントを狙うと、何とその1投目で黒魂がスーッと入って道糸が張りました。「きたですよ〜ん!」とロッドを立てるとギューンとのってきたので久ぶりの引きを楽しみます。そこまで大きくは無いようだけど上がってきたのはさっき見えていたやつなのか、きれいなチヌちゃんでした。あとで計ったら46cmありました。
 「今さっき見えていたやつのごたるですねー、それやったらもうおらんかもしれんですねー。」と隊長と話しながら、仕掛けをチェックして再び同じポイントを攻めます。ここはあんまり餌とり居ないので、本命の寄りがわかりにくいのですが、エサが残っているので集中していたら、ウキがじわーっと入っていきました。しかし道糸が張るまで走らないので、穂先でそっとと利いてみると、コツコツッときてギューンとのってきました。さっきのよりも元気がよく、思わず糸を出してしまいました。結構良型のようです。とりあえずロッドを倒して沈みのほうへいかないように操作しながら、ポイントへ撒き餌を4〜5杯入れておきます。あとはポイントを外しつつ沖で暫く浮いてくるのを待つ間引きを楽しみます。何度か強烈な走りがきたのでロッドを倒して走りの方向を変えてやっていると、だんだん相手はくたびれたのか沖で「ぶぁっ!」と一瞬浮いて姿が見えました。波が少し這い上がってきていますが、タモを持って左の離れへ移動してフィニッシュです。もう少し波が穏やかだったらいいのですが、タモに入ったのはさっきよいちょいとサイズアップの48cmだった。
 続けて当たってきたので、もしかしたら群れが寄ってきているのかもしれません。ポイントに撒き餌を追打してから、仕掛けを確認します。
 ここら一帯はきれいな砂地で2〜3ヒロしかないので、沈み瀬がよく分かります。それ以外はないのでミズイカもこの瀬の周りが大きなポイントになっているが、チヌやヘダイもよく見ていると瀬を伝って動いているような感じである。仕掛けの確認をして再び撒き餌を数杯ポイントに入れ25mほど仕掛けを遠投してハリスの分だけ引き戻しあとはラインを手前の瀬に触れないように中止をするだけの簡単釣法なんだがこれでバチバチッ−とまたもやウソのように連発であたりがきた。さすがの白木隊長もあきれ顔である。しかしこれもまたさっきのより良型のようで2度、3度と思わずびびってラインを出してしまった。あんまり出し過ぎると沖の沈みに触れてしまうのである程度加減が必要なので、「走るんなら右沖にー!」とロッドを倒しながら遊動する。ただ、右手前に来ると張り出し根が6mも7mもあるので、寄せてきたら左に遊動して、離れでやりとりするのが良い。しかし、潮が上げて、更に打ち上げって来ているのでなかなか前に出られない。仕方がないので、沖の広場でやりとりする。暫くすると手前でウキが浮いてきたのだが右の張り出しのほうへ移行とする。仕方がないので、波のタイミングを見計らって左の離れへ移動してロッドで遊動する。しかしここまで来ると相手はもう抵抗する力も殆ど無くタモに収まった。ずっしり来る重量感ににんまりだが、あとで計って見ると54.5cmでにんまり。
 更にサラシの先を狙っていた白木隊長にも本命らしいあたりが続いていたらしいがなかなか本あたりにならない。そして誘って誘ってやっと当たりを引き出しやりとり開始。隊長は張り出しのすぐ左で竿出ししているので、こっちに移動してやりとりするのかと思ったらさすがに百戦錬磨の隊長はぎゃんっとロッドを絞り上げ「おーりゃこっちへこんかい!」っていわんばかりに寄せてきてタモを準備しようと思ったら一気に振り上げてしまった。しかもあとで計って見たら50ジャストの良型だった。さすがやね。
 この時点で9時半を回り潮止まりになったので、帰る時間なんだけど、もう少し撒き餌が残っているからあとちょっと延長希望したが。隊長は1枚釣ったところで「もう満足」といった顔。潮も止まっちゃったからね。それじゃと撒き餌をどかどかと打ちまくって1枚40オーバーのヘダイを追加して30分後にフィニッシュとした。前回は9月から来てこのサイズのヘダイ祭りで、チヌは若干サイズダウンしたのだが、ここは早い時期にチヌが良いのかもしれない。梅雨時期はイカ釣りで磯が空かないので、ミズイカシーズンが一段落してからまた来年は早い時期にデカチヌ狙いでやって来てみよう。これからこの校がでる頃には秋磯シーズンインだが、ここのチヌヘダイも手軽で確率も非常に高いので魚が釣りたい、釣らせたい−といった人は遊びに来てみてはいかがだろうか。秋のミズイカも非常に確率が高く0.5〜1kgぐらいまでは十分狙えるので、エギングセットも1セット持っていくことを進めする。

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