8月13日フェリーパーク跡にて

南古里にてカマス

鯖入れ食い

フェリーパーク跡地

良型ヘダイ
チヌも来ました
←このバリは
何と43cm
思わず持って帰っ
ちゃいました。
なかなか竿さばきも行けてきました。
 今年はいつにもまして猛暑日続きで、大雨や地震などでも各地で大変。今も竹島だ尖閣だと近隣諸国が分け分からないタイミングで騒ぎ出すし,いじめだ原発だと暗い話題ばかり。私もたっぷり有休を取ったにもかかわらず毎日暑すぎて家の中でごろごろ。腹の肉もとれない始末。夜こそ釣りに!と思いながらもオリンピックの観戦。でもこれだけはジ〜ンとこみ上げて来る感動を味わえたのは良かった。ただ、子ども達をクラブだ合宿だとなかなかどこにも連れて行けず終い。やっと次男とだけ休みが合ったので13日だったがせめて釣りだけでもと連れて行くことにした。と言っても昼前から弱い雨の予報がでていたので、すぐ車に逃げ込める波止を釣り場にセレクト、野母方面へ車を走らせた。
 車を着けたのは古里の波止。もうじき手放すことになっている愛車MPVのハッチバックをあけて道具を広げ、仕掛けを組む。雲行きが怪しいが、少々の雨ならハッチバックは凌げるので使い勝手がある。
 さて巧の仕掛けは1.2号のBBX-SPECIALにトーナメントX2500LBにキザクラのセミフロートインパルス1.75号を巻いたものをセット。うきは標0にガンタッチとJクッションのj5を20cm程離してハリスト1.5号のハリスをダブル8の字で1ヒロ半鬼掛けの浅層グレ7号を結ぶ。餌はオキアミ1角にグレ用集魚材のテスト品を1袋。撒き餌を竿3本ほどの所に暫く打ち込んでから自分の仕掛けを組む。その間に巧が釣りはじめたが、程なく「来た-」とロッドを曲げた。
 「およ!けっこう曲がってるけどなんやろう。」と思っているとあがってきたのは25cmほどの鯖。もしかして?と思っていると案の定鯖が連発。小鯛も混じるがどうやら鯖の群れが入っている様子。そのうち雨が降り出しハッチバックの下でも濡れてしまうほど土砂降りになったのでひとまず車に避難する。「ついでに朝ご飯を」と食べていると何とか雨雲も去り雨も止んだので釣り続けたが鯖は去ってくれず、何匹かキープして移動することに。
 次に選んだのは野母のフェリーパーク跡。波止の正面のポイントはもうすぐ太刀魚釣りで賑わうところだが、その先は行き止まりになっていて知る人ぞ知るミズイカのポイントでもある。以前50オーバーのチヌを釣ったこともあり、そこも3台程度なら車が横付けできる。(ただし「危険近くで釣り禁止」の標識も横にあるので少し離れたところで安全に気をつけてやることにする。)道具はそのまま、確か水深は1〜1本半だったなと巧のウキを少し糸落ちの良いIDR-MA0にチェンジ。ポイントを竿3本ほど先に絞って撒き餌を先打ちしながら先に釣らせる。その間道具をつくっていると「来た~!」と巧が叫んでいる。最初の走りがけっこう重量感があったのかのされかけている。レバーでとりあえず糸を出して勝負できる体勢へ持って行くように声をかける。久々のいい相手だったようだけどデカバンキラーの巧だけに、途中からにやけな顔になって引きを楽しんでいる。これなら大丈夫か。ただショートロッド状態でやりとりしているのでロッドをズームさせ、やりとりに余裕を持たせるように言うとこれもすんなりクリアー。障害物があまりないので、じっくりやりとりすれば何とかなるのだが、コロダイだったら手前のケーソンに入り込んだら困るので、相手が弱るまでじっくりやりとりをさせる。「ボラじゃ~?」とは言いながらも真鯛の可能性もあるので何が出てくるか楽しみにしていると、3分近い巧の丁寧なやりとりに観念したのか、ぎらりと魚体が見えてきた。はじめは真鯛か?と思ったが浮いてきたのはヘダイで自分でさっさとタモ入れも完了!ざっと計測して48cm。頭の妙にでかいやつだが開始早々の獲物ににんまり。
 遅れちゃいけんと自分もタックルを組んで参戦する。仕掛けはほとんど同じだがダイコーのA-ONE1号にウキを礁0シブにしている。ハリスはハリスト1.5号を2ヒロである。 先打ちの撒き餌が利いているのだろうか巧と並んで2m程沖を流していると私の礁もすぐにスルスル〜ッと入っていって道糸がツーッと伸びた。あたりである。ロッドを立てると針がかりしたようで、久しぶりに1号ロッドが絞り込まれる快感。これもヘダイかな?と思ったが、それ程強烈なご挨拶はなかったので良型のチヌかもしれない。ロッドをしっかりと曲げてやりとりを楽しんでいるとあがってきたのはやはりチヌ。海面に姿を現すと2~3度と最後のあがきで反転したがが慌てずフィニッシュ。巧のヘダイよりちょいと大きいが50を越えなかった。残念。スカリに入れてハリスチェックをしていると「また来た~」っと巧がロッドを曲げている。今度は2匹目と言うこともあり余裕のようだ。沖に走っているようでにやけながらレバーで遊んでいる。「鯔?」と思ったがそんな感じではなく、さんざ引きを楽しんだ後タモ入れしたのは45切るぐらいのヘダイだった。やる〜!
 けっこうチヌヘダイがうろちょろしているのかその後も生の付け餌が残ってくる。時折小鯛が掛かってくるものの餌とりはそれ程気にならない。もう2~3発ありそうと思っていると今度もまた巧のウキが入っていってあわせもバッチリ。最初の走りをしっかり交わしてするするっとロッドをズームさせてやりとり開始。今日は巧デーだろう。夏休みそれ程頑張ったとは言えないのだが神様もちょいと優しく微笑んでくれたのだろう。「またヘダイやろ〜.」私に言われながらも丁寧にやりとりしてあがってきたのは本命のチヌでにんまり。
 さっきのヘダイよりちょいサイズダウンだが40アップの立派な本命に大満足。この後私がもう一枚巧が釣った2枚目のヘダイと同じサイズのヘダイをあげたところで朝つくった撒き餌が終了。下げの潮止まりとお腹の具合がちょうどいい具合になったのでついでに前半戦終了。天気も予報とは違ってまだ降りそうにないのでお昼を食べて小磯に移動しようとその場を撤収。
 お昼はちょいと家の方に戻った「一望」というレストランへ。ちょいと入り辛い雰囲気だが、入ってみるとオーシャンビューのロケーションは最高で、夕方は軍艦島に沈むサンセットがバッチリ見えるかな?お昼のランチは500~650円で食べられてgoodだった。腹も一杯になって狙うポイントまで行ったが思った以上の風と波でポイントに入れず断念。仕方がないので、もとのフェリーパークへ出戻りすることに。後半の撒き餌をつくってさっきの仕掛けを作り直す。釣りを開始したが潮が変わったからか今度はエサが残ってこなくなっていた。時折小鯛があたってくるもののエサ上手く餌をとられる。こんなときは仕掛けチェンジ!と巧の仕掛けにとりあえず実行。キザクラの自立チヌ2Bをセット。 慣れてないと少し投入が難しいので、今ひとつ苦手な巧のために水中ウキを併用。と思ったけど持っていないので手持ちのウキの中からIDR-tear00をチョイスして追加。タナはとりあえず2ヒロ半から。
 すると1投目からウキがスーッと入る。「およ〜っ」と思ってると、あわせもバッチリ決まり、なんか掛かったようだ。小鯛ではなかったが、25cmオーバーの尾長ちゃんでびっくり。これは優しくリリース。更に調子に乗ってあたり連発。これもバッチリ針がかりしたが、こいつの半端ない引きに巧はびっくり。「さっきのヘダイより強烈かも。」とかいいながら半分真剣になってるので、「もうちょっとにやけながらどや顔してやらんばね~。」と挑発するとちょっとにやけ顔になって堅さがとれたようだ。それにしても何度も突っ込むので「こいつは良型のクロ?」と思ったのでちょっと応援する。巧は中1だがかなりデカ版とのやりとり経験があるので慌てずやりとりできる。暫くしてあがってきたのは何と・・・バリ・・・・?しかしけっこうでかい。タモに入れてあげてみてもやっぱりでかい。網に入れたままびびりつつもそっと計ってみたらなんと43cm〜!このサイズ初めて見た。バリがいたから餌がとられるのが今ひとつわからんかったのね。
 バリを釣っても仕方がないので,私はポイントを更に竿1本ほど沖に中心に攻めたが今度はエサがずっと残ってくる始末。巧はバリでもいいやと思いつつも少しずつタナを深くしていき、慣れたからとtearを外してやったが更にバリのあたりを拾いまくって大満足。釣ってはリリースを繰り返していたが、この後半戦はバリに弄ばれてチヌどころかヘダイ君も遊びに来てはくれず、雨模様になってきたのでこれで納竿とした。それでも久々にロッドをギュンギュン曲げて巧は大満足だったようなのでまぁいいか。

 このフェリーパーク跡地はトイレも手洗いもあり車も横付けできて、これから秋になると鰺、太刀魚、ミズイカなどはもちろんサゴシや鰹やネリゴなどの青もものも時折回遊してくるなど魚種も豊富この日はかご釣りをしていた人が30cmクラスのサヨリを結構釣っていたのを横目で確認している。安全に気をつけ、ゴミを放置しないなどのマナーをしっかり守っていけばこれからも楽しめると思う。

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