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一月の三ツ瀬の初詣連チャン釣行 −1月7・11・12日−
 新しい年が明け、初釣りは上五島で久しぶりに50cm近いクロを頭に何枚
か釣ることができ、いいスタートが切れました。しかしクラブの仲間は好調の
三ツ瀬でヒラスの剛引きを味わい、良型のクロも数仕留めたそうです。そこ
で、仕事始めを明日に控えていたのですが三ツ瀬に初詣にということで平日
ながら行くことにしました。
 7日、平日といはいえ港は釣り客でごった返しており好調を伺わせました。
どこに上がれるか心配したが田中会長のすすめもあり長手瀬に上礁です。
これがこの週なんと3連チャン釣行をするという暴挙に出るきっかけになった
のです。この3つの釣行では久しぶりに満足のいく釣果をあげることができ
ました。
 まずは7日。この日は長手のたっかりの東側に釣り座を構えることができ
ました。朝方は潮が低かったので一段低い離れからの竿出しです。風は東
から北。少し波っけがあり、暫くするとここでは釣りにならなくなるので釣り支
度を急ぎました。タックルはダイコーの釣技レジェンド1.25号にキザクラの
セミフロートインパルスの3号を巻いたトーナメント2500LBdをセット。今日
はクロ狙いで足下メインの釣りなので礁の0シブの下にガンタッチのj6とjク
ッションのj6を30cm程フリーにしてダブル八の字でハリスとの3号を結ぶ
いつものセットです。針は鬼掛けの沈め探りグレ9号を結びました。三ツ瀬
での久々の釣りで、今年の初釣行。バラシマンの面目躍如!バラシで始め
るわけにはいきませんからねぇ。準備をしながら撒き餌を足下に打っておき
ました。1投目は何も触らず。足下に入れた2投目は1m程下げの方に流れ
てじわじわと礁が潜行していきます。「おや?もしかしてあたりかも。」と身構
えると加速していったのであわせを入れると、ギュインとロッドがしなります。
少し堅めのドラグが滑ったのですが、レバーを握りしめてロッドパワーに任
せます。暫く突っ込みを交わしていると、コクコクッと首を振っている様子が
伝わってきます。じわじわっーと浮いてきたのは53cmのマダイでにんまり
です。その後、アカハタを2枚続けてあげたので大爆釣を期待したのです
が、足下からしぶきが上がってきたのでたっかりのくぼみに移動をすること
にしました。
 ここは少し風の影響を避けられ、少し高台からの釣りになるので、穂先を
下げておけば比較的釣りやすいのです。撒き餌を右側のさらしに打ちなが
ら竿二本ほど先の下げ方向に流れる潮のスジを狙っていくと40cmには足
りないもののぽつりぽつりとクロが当たり出しました。タナは2ヒロ半前後と
非常に浅いタナで喰っているのですが、感度のいい礁を10cm程押さえ込
んだだけで離しています。そこで、いつもの太仕掛けのままなので思い切っ
て細仕掛けにチェンジします。スプールは1.75号の道糸を巻いたものにチ
ェンジし、ハリスもハリストの1.75号にして針を浅層グレの7号にチェンジし
ます。すると、同じようにじわりとしもっていった後、そのまま加速して道糸を
弾く程のあたりがでました。ロッドを立てるとぎゅーんと重量感のある引き。
ずんっとレジェンドの胴で受け止めて絞り込みます。なかなかいい突っ込み
を繰り返したのですがロッドパワーで浮いてきたのは、久々に三ツ瀬で出会
う45cmの地グロでした。更に40cmクラスを追加したのですが、風が強く
なってきたのが影響してか、ガンタッチなどのデバイスよりも礁の方が先行
するようになりあたりが遠のいてしまいました。そこでハリスにG6のがん玉を
2個均等打ちします。仕掛けの投入後暫く道糸を張って、仕掛けがある程度
馴染むのを待ってから流し始めるようにると、あたりが少しわかるようになっ
て、本日最大の48cmが当たってきました。その後は潮がとまってあたりも遠
のいたのですが、上げの潮が動き出すと仕掛けが先行して流せるようにな
ったので、面白いように当たりが出だしました。時々素バリを引いたり針外
れをして、更にバリも上がってきたのでクロでは無いあたりもあったのかもし
れないのですが、35cm前後と小ぶりながらも早上がりの2時半までクロの
引きを堪能することができました。
 そして11日。FBに載せた釣果を見た釣友の柴原君(本誌執筆者)が行きま
しょうというので、3日を開けての釣行となりました。二人が利用する渡船は
違うのですが、同じ長手に上礁させてもらい、今度は西側に釣り座を構える
ことができました。柴原君は暫く海峡瀬との水道で一発マダイ狙いをすると
のこと。まぁすぐ近くで続いているのでいつでも移動は可能ですからね。タッ
クルは前回と同じだけど、純粋にデカ地グロ狙いなので朝から1.75号のタ
ックルで臨みます。足下に3カ所さらしが伸びているので、一番よさげな右側
のさらしに撒き餌を入れながら仕掛けも同じように馴染ませていくと仕掛け
を作りながら入れていた撒き餌が効いたのか5投目で30cmちょっとのクロが
当たってきました。このサイズはお呼びでは無いのですが、とりあえず本命
に出会えたのでここからスタートです。しかしその後も35cm前後がぽつりぽ
つり釣れてくるものの、狙いの2kgサイズはおろかキロオーバーさえ当たっ
てきません。そこで狙いを真ん中のさらしに変更です。撒き餌は平行して入
れていたので、さらしの先を狙って馴染ませます。こちらは右側のさらしより
幾分弱いのですが、さらしの先端で漂っていたウキが10cm程しもって暫く
止まったかと思うとじわじわじわ〜っと入っていきます。ロッドをスーッと立て
て穂先で効いてみるとぐぐぐっーっとのってきました。しかもさっきと比べもの
にならないほどの重量感と引きです。2度3度と右に左に突っ込みます。足
下から切れ落ちて張り出していないので、極力足下に張り付かれないように
気をつけながらやりとりをしてやっと浮かせました。ただ、タモが後ろの方に
あり、手を伸ばして取ろうともたもたしていたら、隣で釣っていた方がわざわ
ざタモを取りに来て、渡してくれました。無事タモ入れに成功したのは47cm
のでっぷりした地グロでにんまりです。その後同じパターンで40アップを追
加しましたがあたりが渋くなったのか、またもや食い込まない状況になってき
ました。ハリスをこれ以上落とすのはデカバンが来たときに大変なので、そ
れならと針をのませタイプの浅層グレ5号のオレンジにチェンジします。今度
の狙いは右側のさらしです。針のチェンジがうまくいったのか、喰ってくるタイ
ミングだったのか先ほどの47が出たパターンで、さらしと竿二本ほど先の
潮筋の合流地点にさしかかったとき、スーッと押さえられたウキがそのまま
加速していきます。ロッドを立てるとギュインと重量感たっぷりの引きです。
何度も何度も底へ底へと突っ込みますがタックルを信じてロッドで溜めなが
ら間合いを詰めていきます。ちょうど正面に少し張り出しがあるので、やりと
りのしやすい左側に足場を移動して最後の突っ込みを交わすと姿が見えま
した。ところがさらしのためになかなかタモに入りません。数回目のトライで
タモに収まったのは久しぶりの51cmのビッグワンでした。その後はぽつり
ぽつりと数枚を追加したもののデカバンは当たりませんでした。昼過ぎには
バリのあたりか針外れが数回あったものの釣果を延ばすことができないば
かりか、帰る準備をしてスカリを上げたらウツボに網を食い破られていまし
た。幸いでかい方から2匹(35cmクラスも1匹いたけどリリースしました)残
っていのでまぁいいとしましょう。
 そして12日。連日の釣行になったけど、今日は田中会長と原口君とまた
もや長手に上礁となりました。釣り座は昨日と同じたっかりの西側です。二
人に昨日とその前の状況を説明して釣り座に入ってもらいます。田中会長
は更に西側に釣り座を構えました。原口君はたっかりのくぼみに入ったの
で、私は昨日と同じポイントに入ることにしました。相変わらず海は時化てお
り、うねりが打ち上がってきます。昨日より風もうねりも高くてサラシがでかい
ので、期待大です。足下に暫く撒き餌を打ちながらタックルの準備をします。
今日は風に負けないように黒魂Qの0シブをセレクトし、後は同じタックルで
す。昨日と同じように準備の間たっぷり時間をかけて撒き餌を打っていたの
で3投目から早速あたりです。上がってきたのは35cmには少し足りないサ
イズでした。それでもクロの反応の良さに期待が膨らみます。サラシの影響
かクロのあたりも結構はっきりしていて、ぽつりぽつりと私が思っている三ツ
瀬とは思えないほどクロが当たってきます。型は35cm前後と三ツ瀬サイズ
では無いので不満が残ります。ふと左の方を見ると田中会長がタモ入れを
しています。近寄ってみるとなんとデカバンじゃないですか〜。45cmは超え
ていそうです。(後で計ったら48cmで2kgもありました)やりとりを見られなくて
残念でしたが、この後も会長は良型連発でした。そこで私も気合い復活で
す。さてどうしようかといろいろ少ない引き出しを引っ張り出しながら狙いま
す。そこでばっちり当たったのは黒魂Qの0シブに、小さく切ったバランサー
を張ってサラシの横から潜り込ませるというパターンです。投入時にしっかり
と張りを作って馴染ませ、指にほんの少しテンションを掛けながらじわりと探
っていきます。ウキが見えなくなったので道糸の張りに気をつけながら田中
会長のやりとりを眺めていたら指が「ばちんっ」と弾かれました。慌てて体制
を整えてロッドを立て、ベールを戻してやりとり開始です。この引きは間違い
なく今日一の引きです。一人にやりとしながら引きを楽しみます。タモに収ま
ったのは45cmほどのクロで一安心。その後うねりと風がきつくなり暫くまと
もに釣りにならなかったので、南向きの釣り座をいろいろと探ってみたので
すが、アカハタを2匹ゲットしたのみでお食事タイムです。暫く雑談していると
少し風が落ち着いてきて潮返しから少し状況が良くなったので、元の釣り座
に戻って釣り再会です。暫くは風が収まって状況が良くなり、よしこれか
ら・・・とおもったのですが更に強風になり、しぶきが上がって、原口君も会長
も頭からびっしょりでもう大変です。そこで一番しぶきの上がりが少ない私の
釣り座にみんなで集まっての釣りになりました。ただ何本もサラシが出てい
て、いい雰囲気なのですが、なぜかあたりがあるのは、たっかりのすぐ下か
ら出ているサラシだけになりました。そんなことは無いはずと私もいろんなパ
ターンで別のサラシを攻めたのですが、引き出しの狭さからか攻めきれず
仕舞いです。ところが、別のサラシを諦めて右のサラシへアプローチすると
不思議と当たりが出るのです。サラシの左から攻めた私のウキがじわりとし
もって行くとばっと指を弾くあたりで40cmクラスをゲット。サラシの先を攻め
ていた田中会長にも同じように竿引きで良型がロッドを曲げます。しかし私
のそのパターンは一度根掛かりをして当たりウキを流失してしまい狂ってし
まいました。それでもうきをIZMの0にチェンジしてバランサーを張って釣り再
会。先ほどまでの大あたりとは行かないまでもぽつりぽつりとクロの引きを
堪能することができました。これからもう暫くはクロの喰いもも続くようなの
で、2kg越えを狙って通いたいと思っています。











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